2025年11月04日
みやこS2025年レース展望
🏇【2025年 みやこステークス(GⅢ)】徹底分析レポート

11月9日(日)京都競馬場・ダート1800mで行われる「第15回みやこステークス(GⅢ)」。
チャンピオンズカップへ向けた重要な前哨戦であり、今年も層の厚いダート実績馬が顔を揃えた。
この記事では過去10年のデータ傾向と出走予定馬の詳細分析を、専門家視点で掘り下げていく。
📊 過去10年データ分析
(2015〜2024)
- 1〜3番人気の成績:【2-1-1-6】連対率30%、信頼度はやや低め。
- 脚質傾向:先行馬が圧倒的有利。逃げ馬が粘り込むケースも多い。
- 枠順傾向:内枠(1〜4枠)は複勝率36%と好成績。
- 血統傾向:父サンデー系×母父ミスプロ系が活躍。京都1800mとの相性も抜群。
- 前走ローテ:シリウスS組が最多連対(勝率22%・複勝率41%)。
🐴 出走予定馬 詳細分析
アウトレンジ
【前走】帝王賞 2着。
前走はハイペースを好位から抜け出し完勝。時計・内容ともに優秀で、今年のダート路線を牽引する存在。
京都ダ1800mは過去に2戦2勝と適性も高く、今回も中心的存在。斤量58kgは課題だが地力で克服可能。
エアロロノア
【前走】キャピタルS 14着。
芝での実績が長いが、ダート転向後の走りは明らかに良化。
前走も砂を被りながら直線で脚を伸ばした点は収穫。ペースが緩めば上位争い可能。
サイモンザナドゥ
【前走】シリウスS 2着。
休み明けでも粘り強く走れており、叩き2戦目での上昇度は高い。
京都替わりで前進必至、展開次第では馬券圏も狙える。
サンデーファンデー
【前走】名古屋城S 3着。
地方の砂厚馬場でもしっかり脚を使える万能タイプ。
持久力勝負で真価を発揮するタイプで、ハイペースになれば一発も。
シゲルショウグン
【前走】カノープスS 1着。
叩き良化型で、使いつつ上がるタイプ。京都1800mは2度目の挑戦だが、軽い馬場なら十分対応可能。
前半のペース次第で先行抜け出しのシーンも。
スナークラファエロ
【前走】カノープスS 3着。
持ち味は先行力。ハナに立てればしぶとく、単騎逃げなら怖い存在。
京都の軽い砂が合うタイプで、内枠を引けば一考。
ダブルハートボンド
【前走】ブリーダーズG 2着
若い勢いを感じる上がり馬。前走のラップも優秀で、展開が向けば通用して不思議なし。
デルマソトガケ
【前走】フェブラリーS 14着
以来の復帰戦。
昨年のUAEダービー勝ち馬で、実績は最上位。
海外帰り後はリズムを崩したが、ここで復調気配を示せば一気に上位戦線へ。京都替わりもプラス材料。
ドゥラエレーデ
【前走】コリアC 5着。
相手関係を考えれば内容は悪くなく、地力上位。
1800mでは安定感抜群で、GⅢクラスなら能力で圧倒可能な存在。
ノースブリッジ
【前走】天皇賞秋 11着。
芝からダート転向後は手探り状態だが、京都の軽い砂は合いそう。
斤量57kgも手頃で、穴での激走注意。
ブライアンセンス
【前走】シリウスS 5着。
3歳世代の中でも完成度が高く、古馬相手でも互角の内容。
引き続き状態は上向きで、展開ひとつで台頭可能。
ペリエール
【前走】エルムS 1着。
やや距離不安もあったが、1800mはむしろプラスに働く可能性。
脚を溜められれば直線で強烈な末脚を繰り出す。前走重賞勝ちと注目の存在
ラムジェット
【前走】コリアC 3着。
斤量57kgを背負っても崩れない安定感。前走で復調気配。先行して持続するタイプで京都向き。
仕上がり次第では中心視も可能。
レイナデルシーラ
【前走】トルマリンS 1着(牝馬)。
現在3連勝中!と最大の上がり馬。牝馬ながらパワー十分。軽斤量53kgで展開がハマれば掲示板以上も。
レヴォントゥレット
【前走】日本テレビ杯 2着。
決め手には欠けるが、道中の立ち回りが上手い。京都コース替わりで一変も。
ロードクロンヌ
【前走】エルムS 2着。
距離延長がどう出るかがカギだが、調教気配は良好。
自分のペースを保てれば残り目も十分にある。
📌 総括
過去傾向からは「先行+京都巧者+シリウスS組」が狙いの中心。
また、ダート1800mの舞台は瞬発力よりも持続力型が好成績を残しており、
今年もペースを握るアウトレンジ・安定感抜群のラムジェットが中心軸になりそうだ。
一方、叩き2戦目で上昇気配を見せるデルマソトガケや復調著しいドゥラエレーデも軽視できない存在だ。
(文責:競馬スペシャリスト・ミスターX)









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